さて

さりげなく、ドイツから帰ってきてもう1週間もたってしまいます。
あー、あれは夢のような時間だったなあ。
ビールはうまかったし、ソーセージもうまかったし、ドイツ人は親切だったし。

ま、そのおかげで今週からかなり忙しくなったわけですが。
でも、今回初めて「単純に旅を楽しむ」に加えて
「日常からの解放」という旅の効能を味わいました。
結局、動き回って疲れたのですが、メンタルにはかなりリフレッシュされました。
その影響もあってか、今週はかなり研究が進んだと思います。
良いアイディアも出たことだし、これからは修論にむけて一直線です。


さて、旅日記はまたあとで書くとして、今日は政治的な話題を。

昨日今日で流行りのトピックといえば、何と言っても
あれですね。耐震強度偽装。いや、スゴイですね、あれ。


なんつーか、なんであんなことやったのかが不思議。
だって、あれですよ。ばれたときのリスクがでかすぎです。

金銭的な面から見ても、
マンション21棟+ホテル1棟。なんて言ったら、建築費だけでトータル二、三百億は軽く越えるじゃないですか。それに、居住者の引っ越し費用やら慰謝料やらを加えたらものスゴイ額ですよ。加えて、この前の地震で1棟くらい倒壊してたらどんなことになってたんでしょうね。

なにより重要なのは、人命に関わることですよね。いや、人命は地球より重いとかそういうことではなくて、人命に関わる不正がばれて失われる信用性というのは、計り知れない、ということです。金銭的にもそうだけど、これが一番の痛手。きっと、彼はあと二十年は社会復帰できないでしょう。

彼はコスト削減のため、とか言ってましたが、やはり切っていいコストと切ってはいけないことってのはあるんですよね。
それが区別せずに安易にコスト削減してしまうのは、正直あり得ないと思います。でも、きっとこういうことやっている企業は結構あるんだろうなーと思います。まさに資本主義における悪い見本です。


それに関して面白かったのが、筑紫哲也のコメント。彼は普段官僚とか叩く派なのに、今回は少し褒めてました。何に関してかというと、監査組織について

今回は、監査組織の不手際も取りざたされましたが、あれは99年から民に許可された仕事で、それまでは自治体が行っていたそうです。それについて筑紫氏が
「別に官がその仕事を完璧にこなせるわけではないけど、民に任せて過当競争になった場合、このような手抜きが起こるのは自然かもしれません。その点、官がやった方がまだ責任を持ってやりそうです」というニュアンスのことを言ってました。

普段、官を褒めない人がいった発言だからこそ、この発言は価値があると思います。結局、民営化すべきものとするべきでないもの、というのもあるんだと思います。


で、話のオチは、ちゃんと自分で考えて見極めろってことです。
コストダウンにしろ、リストラにしろ、民営化にしろ、ただ闇雲にすればいいって訳じゃなくて、ケースバイケースですよね。一つ一つきちんと吟味しないと取り返しのつかない事態に陥るんだと思います。

なんてことは、至極当たり前なのですが、結構出来てない気がします。

リストラ、コストカット、民営化、個人情報保護、IT化。
流行り言葉にはついつい踊らされがちですが、何でもそれを取り入れるのではなくて、自分で取り入れるべきか、べきでないかをきちんと検討して、その上で実行する、しないを決めてほしいものです。


あー、説教くさいブログ。


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おまけ。今日willcomの新機種を予約しましたー。
迷った末に結局1番人気の機種の1番人気の色。
うーん、個性がない。かといって、それに反発して別なのを選ぶのは、結局周りに流されているのと変わらない。

ということで、自分がほしいものにしました。(←フツーだ)
なにはともあれ、1週間後が楽しみだー!